地震

株式会社カワイチ・テック

COMPANY DATA

会社名: 株式会社カワイチ・テック
本社所在地: 東京都葛飾区東立石3-27-1
設立: 1957年4月
資本金: 7,000万円
従業員数: 21名
代表者: 川口 秀一
URL: https://www.kawaichi.co.jp

事業概要

プラスチック成形材料製造販売、ゴム練り生地製造販売、次亜塩素酸水製造販売

BCP策定のきっかけ(理由)

東日本大震災及び令和元年房総半島台風を経験。東日本大震災では停電及びサプライチェーンの崩壊で埼玉工場を閉鎖まで追い込まれた。また令和元年房総半島台風では約6日間の停電により生産不可となった。この理由によりBCP策定の必要性があると考えた。

BCP対象事業と理由

対象事業:プラスチック成形材料製造販売、ゴム練り生地製造販売、次亜塩素酸水製造販売
理由:真っ先に必要な製品の材料供給企業であり供給が止まってしまうと復旧事業が止まってしまう。

想定する災害/被災状況

地震・台風による停電、風水害、地震・雪による出勤困難

優先業務

顧客優先要望製品の生産及び出荷

主要な経営資源

人員・スキル、建物、技術、情報、設備、外的要因(原材料等)

代替/復旧策

事業継続策

震度6弱の地震が発生した場合はBCPを発動する。現在では社内連絡網が電話だけであったためSNS方式も加える。またホームページから社内向け掲示板で被害状況や社外向け情報を発信できるよう検討する。

予防低減策/事前準備

台風及び雪予報については、幹部会を招集し事前に対策を取る。停電時の電力供給源として自社消費型再エネルギー発電の設置の検討を行う。

策定してみて、気付いたことや苦労したこと

BCP策定を進めてきていたが、文書にしてみると気づかない点が意外に多い。停電時は電力が来るまで待つしかないが、積極的に対応していかないといけない。

今後の課題

サプライチェーンの崩壊が起こると材料の供給が止まる。東日本大震災の時のようにサプライヤーが自社海外生産工場にシフトするとビジネスがなくなることを思い出した。 ここからの回復には相当な労力を要するため、心身ともにポジティブでいる必要性がある。

感想

色々な経験をした中で、今回のようなウイルス対策及びいつ来るかわからない災害に対して検討事項の深読みがまだまだ足りないことが判明した。対策には費用がかさむが、日々の生活の中で想定内外の起こりうる事項の対策を検討することで、不安リスクの解消へつなげたい。ポジティブシンキングで考えていく。